SSブログ

PV「ほんとの1」解説。 [PV解説]

誰もやってない事をやるのが好きなこの俺は、今回のポエトリーリーディングのアルバム「詩人三代目魚武濱田成夫」を声のみで勝負するネイキッドと、音楽と一緒にやるアンセムズの二枚組にすると決めた時点から 、アルバム完成のアカツキには、ぜったいに、つくってみたいと思ってたうちの1本。それが、俺の声だけのネイキッドからのビデオクリップやってん。つまり俺は、ネイキッドの音源から、世界初の、音は声しか、はいっていないプロモーションビデオというものをつくって存在させたいと考えてたからや。で俺は、前々から、こいつら才能あるなと感じていた映像ユニット「ハートボム」に今回のポエトリーリーディングアルバムすべてのビデオクリップの制作を依頼し、俺の考えを説明したうえで、レコーディング中のスタジオにも何度も彼らに足を運んでもらいながら、俺も彼らの映像スタジオに何度も足を運びながら、お互いのアイデアをまじえ、ついに完成したのが、ハートボム制作全8本あるビデオクリップの、まず第1本目にあたるネイキッドヴァージョンの「ほんとの1」やねん。ハートボム曰く“三代目魚武濱田成夫の声音波形を、そのまま書道の世界観にトランスレーションした作品、そして無音波形の直線を漢数字の「一」に見立てている。”ということや。つまり、まあ簡単に言うたらな、このビデオクリップのコンセプトは[ずばり、声で書く書道。]やねん。詩を朗読するという表現方法を声で書く書道と、とらえたわけ、このビデオクリップを実際見てもらえば、わかるねんけど俺の声にあわせて動く線あるやろ。あれは、俺の朗読にあわせてあとからつくったものではなくて、ほんまに、この詩「ほんとの1」の、このテイクをスタジオでレコーディングした時の、オシロスコープの画面上に出てた、ほんまの俺の声の波形やねん。ハートボムは、それを撮影し(オシロスコープは黒の画面の上に緑の波形で表示される)、そのうえでハートボムがオシロスコープでいう黒の部分を白にかえ(和紙のイメージ)、オシロスコープでいう緑で表示される声の波形の部分を黒にかえ(墨のイメージ)にしたうえで、書でいう墨が乾くまでの「にじみ」までをも表現したのがこの作品ということやねん。やるやろ!ハートボム!なおかつな、オシロスコープの画面上では無音の時の表示がつまり声の波形をあらわす線がな、丁度、漢字の「一」のようになる。それはつまりたとえ声を発してない時でさえも、ほんとの1は、つまりこの俺は、確実に、そこに存在しているぜという俺の思っていることともピッタリあうねん。まさしく俺が声を発してるときも、俺が声を発してないときもオシロスコープは「ほんとの1」をビジュアル化表現するのに、これ以上ないくらいピッタリやったわけ!さすがハートボム!ええとこに目つけたな!俺がこの詩で言いたいことをようわかってるねえ。ってことで記念すべき第一本目のビデオクリップが完成したわけ!まあ、なにわともあれ、このビデオのかっこよさは見た方がはやいから、ぜひ見てみてくれiTunes Storeで配信してるぜ!



共通テーマ:moblog