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答えて船長!のコーナー(19) [答えて船長!]


Q)船長はDSやPSPなどの携帯用ゲーム機などは、やったりしますか?
もしやられる場合、
携帯用ゲーム機は
何をお持ちですか?
それとお持ちの
よくやるソフトをお教えください。
また、ソフトにまつる思い出などがあればお願いします。


A)最近やりませんが、携帯用ゲーム機は最初の「DS」と最初の「PSP」を持ってます。

思い出深いソフトは「DS」のソフトで、
ソフト名は忘れたけど、犬飼うやつ。
犬が飼えるゲーム!
「DS」が出たばかりの頃に、
俺は、この、
犬飼うソフトが、やりたいがために「DS」を買ったくらいです。

実は俺、
実際には、
一度も犬を飼った事なくてな、いつか実際に犬を飼ってみたくてね、
犬は‘まめしば’が飼いたかってん。
それでいつか飼った時のために、つける名前まで考えてたくらいやねん。

それでね、
あのな、
実は俺、前に一度、
犬を飼おうとした事があるわけ、
それは
「日本住所不定」の連載を開始した頃やねん。
それで俺、友達に犬のケンネルを経営してるやつがいるから相談してみたわけ、俺、これから数年に渡って日本中を数ヶ月おきに住居を住み変えながら暮らしていくけど、
犬って一緒にそんな暮らししても大丈夫やんな!
そういうと
友達がね
「それは無理やわ…。犬は、そんな、めまぐるしく環境が変わるような生活ペースには、ついていかれへんし、犬が、かわいそうやよ。」

俺「俺、まめしば飼いたいねんけど…」

友達「犬がかわいそうやから、やめときって、そんな生活してたら、そのうち犬が病気になるよ。人間でもなるで。」

俺「えっ人間も?」

友達「普通は、人間でもなるやろ!」

俺「そしたら、俺もなるんかな?」

友達「はまだくんは大丈夫や」

俺「なんでや?俺も人間やぞ。」

友達「あんたは普通じゃない」

俺「犬は?まめしばわ!」

友達「まめしばには無理。犬は、あきらめなされ。」

俺「うおおお~っ!俺の可愛いジュヌコンポンパあ~」

友達「何それ…」

俺「え?何って何?」

友達「今のジュヌなんちゃらかんちゃらって何?」

俺「あ~!これは俺が、いつか犬を飼ったらっ!犬に、つけようと決めていた名前!」

友達「それ何語?」

俺「フランス語や。」

友達「フランス語なんっ!でもそれ名前にしては、ちょっと長すぎるんちゃう?」

俺「うるさいなあ、もうずっと前から決めてたんやから今さら名前を変える気なし!」

友達「変える気なしもなにも飼うん無理になったやんか」

俺「でも、今回は飼うのをあきらめるけど、いつかは飼うから、そん時は、この名前つけるねん。」

友達「ジュヌ…なんやったっけ?」

俺「ジュヌコンポンパや。」

友達「どういう意味なん?」

俺「まあ“何を言ってるかわかりません。”て意味や。」

友達「英語でいうならアイドントアンダスタンて事?」

俺「ウイ!セサ!英語で言うたらそうですな!」

友達「なんでそんな名前なん…。それに…なんで名詞とかじゃなくて文やねんっ!名前やで!文は、おかしくないか?それに長いと呼びづらいやんか!名前よぶ時は略すつもりてこと?」

俺「略すかいな。文やねんから、略すと文の意味が変わるがな。」

友達「じゃあそのジュヌ…ジュヌなんちゃらなんちゃらを毎回言うて呼ぶんかい!」

俺「まあな!そして俺がジュヌコンポンパ!て呼ぶとワンワンて喜びながら俺んとこへ走ってくるわけよ。可愛いなあ!」

友達「ていうか、日本中住みながら飼うのは無理やて、さっき教えたったやろ!」

俺「わかってるがな!いつかや!いつの日か‘まめしば’を飼ったらや!」

てな事が、ありまして、

それで話は、
DSのゲームソフトに戻るけど、
だから俺な、
犬飼えるソフトが出た時、ものすごく、
そのソフトが欲しいというかね、
ゲーム屋に見に行ってみたわけ、
そしたら、
そのソフトでは何種類かの犬が飼えるようになっててやね、
その中に、なんと~
‘まめしば’くんも!おるやんかいなっ!

それで
どんなソフトなのかな?とパッケージを読んでみたら、
育成ゲームちゅうやつで、
毎日画面の中のワンちゃんと遊んであげたりエサやったり、芸まで教えこめるっちゅうソフトのようでね、俺思わず!DSとそのソフト購入!
晴れて俺は
‘まめしば’の飼い主となるわけやね~!(まあ本物ではないですけど…)
そして俺は、
その後、
後輩ん家に行って
今日から犬を飼うねん俺!
と自慢して
さっそく、そのソフトの
説明書を読みながら
、やり始めたわけね!
まず犬の種類選ぶとこでは、
俺はワクワクしながら
‘まめしば’!選んだよ!
次に説明書には
DSについてるマイクに向かって肉声で犬に、
つけたい名前を言って音声で犬の名前を登録してくださいとあるので、
俺は、ついにきたか!
この時が!と、
気の利いたゲームやんか!
俄然飼い主気分が盛り上がるちゅうねん!と喜んで、
つまりゲームを始める時にマイクに向かって、犬の名前を呼ぶと画面の奥にいるワンちゃんに聞こえてワンちゃんが、こっちに気づいてキャンキャン!てな感じで、画面の手前まで、あたかもワンちゃんに俺が見えてるかの如く、画面に向かって喜んで走ってくるみたいな!そんな事になるらしいわけよ!
そしてまたマイクに向かって
名前呼びながら、
「お座りっ。」とかって何回か繰り返して教えると、
次からはワンちゃんは覚えてて、
名前呼んでから
「お座りっ。」っていうたら1回で、ちゃんと、お座りしてくれる~みたいな!
おおっ~早くやってみた~い!
そんな説明でした。
俺ワクワク!
そうっ!ついに!
あの名前を
前々から決めていた名前を!
呼べる日がやってきたわけですよ。
ドキドキ!
俺は
DS内臓のマイク部分に向かって
一度小さく深呼吸してから言いました。
「ジュヌコンポンパ。」

でも
画面に何もでないので
あれ?
もしかしてマイクに遠かったのかな?
と思い
今度はマイクに近づき

俺「ジュヌコンポンパ」

それでも
アカンかったから
今度はマイクから離れてみて

俺「ジュヌコンポンパ」

それでもだめで
今度は大きな声で

俺「ジュヌコンポンパ」

あれ?
じゃあ小さな声で

俺「ジュヌコンポンパ」

それでもだめでと…じゃあこれわ

俺「ジュヌコンポンパ!」

それでもだめで
じゃあできるかぎり澄んだ声で

俺「ジュヌコンポンパ」

すると横から後輩の俺を呼ぶ声が

後輩「あ、あのう…。はまださん…」

それでも俺は
無視して

俺「ジュヌコンポンパ。ジュヌコンポンパ。」

またも後輩が

後輩「はまださん…」

それでも後輩無視して

俺「ジュヌコンポンパ。ジュヌコンポンパ。ジュヌコンポンパ。」

そしたら後輩が、でかい声で

後輩「はまださん!!はまださ~んっ!」

とうとう俺も、さすがに後輩に

俺「何?」

後輩「あの…さっきからDSに向かってずうっと、わけのわからない事を言ってるけど大丈夫ですか…」

俺「ああ、これか…
これはは俺の犬の名前を音声登録するために言うてんねん…」

後輩「ああ!それ犬の名前だったんですか…。狂わはったのかと、僕、心配になりましたよ。」

俺「心配ご無用!ジュヌコンポンパ…ジュヌコンポンパ…ジュヌコンポンパ…」

後輩「しかし長い名前なんですね…。
もしかして名前が長すぎて音声登録できないというか、DSが認識できないんじゃないんですか?」

俺「あっ!」

後輩「ど!どうしました?」

俺「なんだか登録できたみたい…」

後輩「おお~っ良かったじゃないですか!」

俺「やっとできた!」

後輩「その名前で登録さえできてしまえば、次に進めますから良かったですね!これで育成ゲーム始めれますよ。」

俺「おう!よっしゃあ~ゲームすた~とするでえ~!」

後輩「飼い主、頑張ってください」

俺「もちろんや、お座り覚えさせれたら、見せたるわな!」
後輩「はい。」

俺「よ~し!さあいよいよ、まずは、こっちへ呼んでみるで~!ジュヌコンポンパ!」

それから1時間くらい経った頃…
本当なら、芸のひとや、ふたつを教えこめているはずが、
なんと!
あろうことか…
俺は、まだ、

名前だけをひたすら連呼しつづけなければならないという非常事態に直面していました…

俺「ジュヌコンポンパ!ジュヌコンポンパ!ジュヌコンポンパ!なんでやあ~!」

後輩「あの…あれから1時間くらい経ってますけど、
まだ、ずっとジュヌコンポンパって、それも、高い声とか低い声とか、早口とか、ものすごくゆっくりとか、つぶやくようにとか、いろんな言い方してるのが聞こえてきて、聞いてて、ものすごい気持ち悪いんですけど…。
一体どうしたんですか?はまださん大丈夫ですか?」

俺「あのな、犬がな、俺のジュヌコンポンパが…全くこっちに来うへんねん…。
いくら名前を呼んでもや、画面の奥で遊んでるままで、
こっちに全く気づいてくれへんねんけど…ほら見て画面…」

後輩「ほんまや!画面の奥で、犬が、ひとりで遊んでる…。」

俺「ジュヌコンポンパあああ!」

後輩「反応しませんね…」

俺「ジュヌコンポンパっ!」

後輩「反応しませんね。あかん…」


俺「多分な、音声登録できた時と、同じ発音というか、同じ感じで名前言わないとDSが認識せえへんのちゃうんか…」

後輩「そうかも…」

俺「それって結局どれやったんか、わからんやんけ…。
俺が音声登録する時に、めっちゃジュヌコンポンパって言うた中の一体どれか?全く俺わからんやんけ!
だって最初普通にジュヌコンポンパって言うてみたら認識してくれへんから、
登録できひんもんやから、俺、発音変えてみたり、工夫して声のトーン変えてみたり、声の大きさ変えてみたり、ゆっくりいうてみたり、早口にしてみたり、マイクに対しての距離を変えて言うてみたり、そんなんしてるうちに、気がつくと登録できてしまったてたもんやから、結局どのジュヌコンポンパの発音が音声登録できたんかが、全く自分でも、わからん…」

後輩「やっぱ普通の名前にしといたら良かったんじゃないですか?太郎とかジョンとかポチとか…。それなら認識しやすそうやし、何回も同じ発音で言えそうですもん。でもジュヌコンポンパでは音声認識も難しそうですよ。機械ですしね」

俺「まあな…。たしかにそうかもな…。名前長いしな…
せやけど、人間は凄いな…」

後輩「何がです?」
俺「だって機械と、ちごて、これだけ聞くと、さすがに覚えよるオマエでも」

後輩「何がです?」
俺「だってオマエ…もう言えるようになったやん俺の犬の名前…」

後輩「ジュヌコンポンパでしょ?」

俺「なっ!」

後輩「あっ!」

俺「しかし…
人生て、ほろ苦いなあ…。」

後輩「何がです?」

俺「こんだけ名前呼んだのに、犬が覚えんとオマエが覚えた。」


お後がよろしいようで…

船長

ていうかな、パソコンができひんしパソコンを持ってない俺は、
この全文を携帯で打っているのがマジ凄くないか?

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