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表紙に『雲龍図』この雑誌買った。 [俺の買い物]

俺が好きな画家、
曽我しょうはく(1730〜1781)の絵が珍しく雑誌の表紙になってたから思わず手にとって買った。
(※漢字の「しょうはく」という字が俺の携帯ではないので平仮名表記しました。)

雑誌の表紙の絵は『雲龍図』だった。

俺は、しょうはくのこの絵の大胆な筆ぶりが大好き。
しょうはくの龍は大胆でカッコイイし表情はユーモラスでもある。
風の描き方も好き。
それに、しょうはくは、
龍の尻尾の先まで、ちゃんと描いてるとこもヤバいんだよね!
他の人のさ、
よくある龍の絵ってさ、
尻尾の先まで、ちゃんと描いてないの多いよね。
ちゃんと全身描いてる絵って少ないんだよね。
たいがいさ、龍の体の後ろの部分は、ちゃんと描かずに、なんか、うやむやにしてたりする絵師が多いんだよね。
だけどさ、
しょうはくはさ尻尾の先までしっかり描いてる。

龍の顔つきも最高。

ただこの絵は龍の胴体部分の画が、
まだ発見されてないんだよね。
だから完全に絵がつながってない。
きっと、しょうはくが描いた胴体部分の画も凄かったんだと思うよ。
いつか胴体部分の画が発見されて完全な状態で、この龍の全身の絵を見れたらすげえ迫力なんだろうなあ。完全な状態で見て観たいなあ。

とにかく雲龍図が表紙になってたのは
『時空旅人vol.6 幻の国宝』という雑誌。

俺は若い頃
日本の昔の絵師では「曽我しょうはく」や「円山応挙」や「伊藤じゃくちゅう」(※これまた、ちゅうの字が携帯で出ないので、平仮名表記にて御免。)や「長谷川等伯」、「北斎」、「歌麿」、「絵金」、などの画が好きだったけど、
なかでも、俺は若い頃は、とくに曽我しょうはくの画風に、ひきつけられたのを覚えています。
しかし
「応挙」や「北斎」や「歌麿」や「じゃくちゅう」や「等伯」ほどは、
「しょうはく」は有名じゃないから、
画風もアクがつよいし、
曽我しょうはくの画集って、あんまり、たくさん出てないんだよね。当時、ひとつでも多く「しょうはく」の絵を見てみたくて、いろいろな本をさがして買ったのを覚えています。

ところで、この雑誌は、
どうやらボストン美術館の特集らしい。『雲龍図』はボストン美術館所蔵の作品なんだ。

というか
どうやら!
ボストン美術館所蔵の『雲龍図』が日本にくるらしいよ!
ということは!
日本初公開じゃねえかよ!!
俺も画集でしか見たことないから、
実物見れるの嬉しいぞ!
こりゃ観に行きたいぜ!

おやおや、
こんなこと書いてるとさ、
なんかフツフツとね
、俺も、むしょうに

龍の絵が描きたくなってきたよ!

昔ある時期さ
龍の絵ばっか描いてた時あるんだよね俺。
そん時は何度も何度も龍にチャレンジした。
何百枚も描いたと思うよ。
「アカン。」「アカン。こうじゃない。」「ああアカン。これもアカン。」「ちきしょー!何でや!アカンやんけ!」こんな感じで何度も何度も描いては、また描いてを繰り返してた時期ある。
ほんま何百枚描いたと思う。

龍は難しいんだよね。

俺は今だに自分の納得いく龍を描けた事がない。

だから今だに
時間ある時に
機会あれば龍を描いてみたりしてるよ。
そこそこのは描けるんだけどさ、
だけど心底自分が納得いくような龍が、
今だに描けてないんだよね。

龍は架空の生き物だけど、
実は、龍は特徴に、
ちゃんとルールがあるからね。
それ知らないで書いてる人多いけどね、
それは龍じゃないからね、
「なんちゃって龍」でしかない。

龍を描くときの、
ルールをちゃんと、
ふまえた上で、
なおかつ自分なりの龍を描かなきゃ龍じゃないんだよね。

そしてさ
いつもこう思ってるんだよね!
今描くと俺、
どんな龍描くのかなあ!
楽しみ!
そう思って
毎回、龍の絵にチャレンジしてるんだ。

いつの日か
自分が納得できる龍を描きたいなあ!

そう思ってますよ。
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