景色どうぞ！シリーズ

これはディズニーアニメ「ジャングルブック」のサントラ。
劇中で主人公のモーグリを食べようと狙っているヘビのカーが主人公に催眠術をかけようとするときに歌う『トラスト・イン・ミー』という曲の、歌いかたが凄い怖かっこよくて俺は大好きなのです。
幼い頃に、この歌を初めてきいた時にね、俺は、それまでは、歌っていうものは綺麗な歌声で歌うもんだと思ってたものだから、ジャングルブックの『トラスト・イン・ミー』をはじめて聴いた時、全くそうではないのに凄いかっこよいので、このヘビのボーカルの歌声と個性と表現力に子ども心に衝撃を受けたのを今でも覚えています。
もちろん英語わからないから、くわしい歌詞の意味なんてわからなかったけど、そして意味はというと、最初に書いたように、主人公を騙して食べてしまおうとしてるヘビが自分を信用させようとしている内容の歌なんだけど、意味よりは、
とにかく俺は歌声と歌い方が凄いと思ったのです。歌声が立体的でねカッコイイのです。
それは初めてきいた歌い方だったのです。
そして、この後、俺が好んで探して聴くようになるボーカルスタイルの多くが、澄んだ歌声じゃなく、個性的な一癖も二癖もあるような歌声のボーカリストばかりを好んで探して聴くようになっていくわけなんですが、それは、この曲を初めて聴いた時の、そのボーカルスタイルから受けた衝撃と感動からの影響が少なからずあるのだと思います。
そして俺も大人になっていくにつれ当然の流れのように、いつしか、歌を歌うなら、そのようなボーカルができるボーカリストになりたいなあと考えるようになっていくわけなのですね。
今でも、たまにね、
この曲を、なんだか、むしょうに聴きたくなって聴いたりするんだけど、
今聴いてもかっこよくて憧れちゃうんだ。