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船長からのサービス!ちょっとだけ新しい詩を見せてあげるコーナー!

〈船長からのサービス!ちょっとだけ新しい詩を見せてあげるコーナー! 〉

現時点で書籍化している船長の詩集たちには、かならず毎回のように、連続シリーズもの、つづきものの詩「乳母車棺虎の伝説」の第何話かが、ばらばらに収録してありますが、なので新作が発表されるたびに断片的に少しずつ棺虎のことや棺虎の住む世界のことが明らかになっていくぜシステム!な詩なわけで、それも、発表される順は順番通りにではないという、ある意味、とても不親切な不思議スタイルで、船長がお送りしているっ!壮大な!つづきもののシリーズ詩「乳母車棺虎の伝説」なわけなのですが!それには、もちろん船長には意図があって、あえて、そういう不親切な発表の仕方をしているわけなのではありますが!(※現時点で詩集で既に発表しているのは、第一話~第七話、第十一話、第十二話、第十七話、第二十話、第二十一話、第二十五話、第二十八話(※[←]この詩は、よく朗読してるよね。)、第二十九話、第三十三話、第三十四話、第四十九話、第五十四話、第五十五話、第五十六話、第五十七話、第七十七話となりますね。)。
そして、もちろん次の詩集にも!
その「乳母車棺虎の伝説」の新作話が、たくさん収録予定です(予定では40詩くらいは収録のつもり!)。
ということで、
今回は特別に、その収録予定の乳母車棺虎シリーズの新作詩のひとつをこのブログをご覧の方だけにサービスでお見せいたしましょう!

第六十七話をどうぞ~!

『乳母車 棺虎の伝説 第六十七話』
詩・三代目魚武濱田成夫

「おっ!あった!あった!あの木だ!」
棺虎は、そう言いながら、
その木に駆け寄り、
その木の枝についてる葉っぱの中から、
普通より厚みのある葉っぱを1枚見つけだすと、
「おっ!この葉っぱだ!」と言いながら
嬉しそうに枝からちぎりとりました。
そして何やら、こんどは、
とても慎重に
その葉っぱに、ついているミシン目に沿って、
少しずつ少しずつ丁寧に葉っぱを破き始めました。
すると、どうでしょう!
なんと!
その葉っぱの中には、
さらに何枚もの葉っぱが、まるで袋綴じのように幾重にも綴じられているではありませんか!
そして今、
棺虎は、じっくり、その場に腰かけて
まるで雑誌のページを、めくるかのように、
何枚もに綴じられた葉っぱを、めくりながらニタニタしています。
か!棺虎っ!そ!それって!
も!もしかしてっ!
エッチなグラビアとかが載ってるやつなんじゃないの!
もしも、ぐうぜん小さなこどもたちが見てしまったらアカンから、
あらかじめ袋綴じにしてあるタイプの…、
つまりわ!それわ!
もしかして、それの葉っぱ版ってわけ?
なあ!どうなのよ?
わいにも見してえや~
わいにも見してえや~


(つづく)

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