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花田裕次郎の撮った船長写真3 [花田裕次郎の写真]


書道展『天作会』に出品するための書作品を書いてる合間の休憩中の、ある日の三代目魚武濱田成夫の写真。

俺は凄い筆圧で書くから、
ひとつの詩、
一枚の作品を書きあげるだけでも、
極太な芯ですら、その筆圧に耐えきれず、
場合によっては何回も何回も極太鉛筆を折りながら、ひとつの作品を書き上げることも日常茶飯事です!

この写真は、
気がつけば極太鉛筆で真っ黒になった自分の手を
タバコ吸いながら、
なぜだか、
ぼぉーっと眺める船長の写真ですね。


知ってるかい?

自分さえ、
ちゃんと鳴っていれば、
書も、ちゃんと鳴る。

俺の場合は、
わざわざ書く前の精神統一とかなあ

そんなもんはな必要ねえんだよ。

紙の上に鉛筆が触れた、その瞬間から
マックスで爆発できるんだ。

そういえば
この写真さ、

まるで撃ったばかりの銃口を見てるかのように俺、
自分の手を見ているね。

きっと
紙という宇宙の上にマックスで俺を
ぶっ放したんだな!
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